スカイクロラ[感想]


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スカイ・クロラ [DVD]
原作:森博嗣
監督:押井守
脚本:伊藤ちひろ
キャラデザ・総作監西尾鉄也
制作:Production I.G

なるべくストーリーに触れないように書いたアニメ映画スカイ・クロラの感想です。ネタバレはほぼ無し、見ている時には気にならないレベル。

良い話っちゃー良い話だが、熱がない。気迫がない。強い意志を感じなかった。
また見終わった後非常に損した気持ちになった。考えるだけ損な物語。俺なんか凄く一生懸命考えてたんだけど、結局、頭をからっぽにしてるやつでもストーリーが分かるのが悲しい。
脚本に文句がたらたらとある。原作が原因かもしれないが。やれと言われたら、恐らく半分くらい修正する。そして、一番最後の台詞の間に・・・・・を入れる。ここは間違いなく入れて良いところだったと確信している。
作画は良くできているが、楽しみどころ(ド派手なアクション)は少なかった気がする。またCGの力は外国の方があるなあと確信した。日本は十年くらい遅れてる気がする(そんなことない?)。うつのみや理の絵を発見して小躍りする。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ってなった。で、こんな素人目にわかちゃっても良いの?とか思うわけだ(違ってたりしてね)。うつのみや理もそうだけどさ、どうも絵が違うなーって箇所を動画とか作監って修正したくならないのかな(え?もう修正ずみなの?)。と、凄く疑問に思った。絵が目立つ人いますよね。なんか。とっても。
で、最後にこの話がどういう人向けなのか説明しよう。一つ目にスカイ・クロラの訴えは高年齢層は誰でも知っているから、忙しいなら特に見る必要は無い。思い出させてくれる程度のもの、後は評価するかどうかだ。また二つ目に、このアニメ版スカイクロラの演出方法・並びにアニメ版スカイクロラの世界は、重要な事はぼかすと言う俺の嫌いな世界だった(ただし、一言釘を刺したいのが実際現実社会にスカイクロラのような物言いをする人間がいることだ、だが、そのような人間がスカイクロラを見ただけで態度を改めるとは思えない、だからこの重要項目ぼかし殺法は結局の所ご都合主義だ)。だから日常をぼかしぼかし生きている人は見ちゃいけませんよ。見ても誤解しますよ(実際、スカイクロラのテーマがエヴァもののけ姫と同じとか言ってるやつがいた、とんだおおボケやろうだと思う)。ってことなんだが、自分がぼかしぼかし人間かどうか自覚がないとダメだなこりゃ。で、最後に若年層となるのだが、若年層は若年層でこのスカイ・クロラのことを理解できるか不安だ、自信があるなら見るべきだろう、ちゃんとみてれば頭の体操にはなる(多分、途中で俺みたいにイライラすると思うけどな、最後はまとまるから大丈夫)。
まあ暇なら見てくださいよ。頭からっぽにしても見れるといったけど、頭をからっぽにして見るのには断固反対します。私は頭つかわんアニメを糾弾して行き、頭を使うアニメだらけになれば良いと考えております(だからと言ってスカイクロラの様な無駄に頭使うのはダメだが)。
スカイクロラ森博嗣の主張は何なのか?そして、それは人気取りのためではないのか?そこに注目して見て欲しいです。以上!

評価:8.5内S4.5
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追伸:やはり原作と妥協点を見つけてこのストーリーになった気可能性が濃厚かも。アニメ視聴者側としては、原作よりも面白い物を追求して欲しい所だけど、製作としては論争→小説に持ち込むとそういう狙いもあるのかも知れない、とか思ったりして。